国立大学協会の提言「国立大学のガバナンス改革の強化に向けて」について
平成29年2月17日開催の国立大学協会理事会において、国立大学等監事協議会から、監事協議会の役割分担も含め、必要に応じ各大学において予算・人員など監事の業務を補佐する体制の充実を要望いたしましたが、平成29年6月14日の国立大学協会総会において表記の提言が出されましたのでお知らせします。
国立大学のガバナンス改革の強化に向けて(提言)(pdf 1.2 MB)
http://www.janu.jp/news/files/20170703-wnew-governance.pdf
この中で、監事の適切な業務遂行を確保するために、各大学の実情に応じ、以下の取り組みを推進すべきである。
(1)各大学において、監事の機能や業務が拡大していることや財政状況も踏まえつつ、監事の常勤化や監事補佐体制の強化について検討すること。
(2)監事は国立大学法人の業務を監査することを踏まえ、各大学において、教育、研究、社会貢献に関する監事監査の在り方について監事と連携・協議して検討するとともに、監事監査と内部監査の目的、適切な役割分担等について検討すること。
(3)監事としての研鑽や監事同士の連携を強化することが必要であり、文部科学省や監事協議会を中心とした監事研修の充実に支援・協力すること。
と述べられています。
各国立大学の学長は国立大学協会のメンバーですので、今後この提言の実現に向けて、各大学において監事と学長の間で話し合っていただければ幸いです。
同時に「高等教育における国立大学の将来像(中間まとめ)」が公表され、最終報告に向けさらに議論を深めることになっているそうです。
http://www.janu.jp/news/teigen/20170615-wnew-teigen.html
東島 清(会長・京都大学監事)
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